上の写真は、1988 年夏に、北岡がカルフォルニア大学サンタクルーズ校 (UCSC) でNLP 共同創始者
グリンダー氏が開講した NLP 資格認定コースに参加した際、同大学のキャンパス内で北岡が撮影した、
壁画レリーフ「経路:自然と調和あるいは対立して」の拡大写真。


Office Kitaoka Inc.
Vol.5: 2019.7.19

『新 北 岡 泰 典 メ ル マ ガ 』

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NLP黎明期に欧米で創始者から直接直伝を受け、以後三十年間にわたり研究・
実践してきている北岡泰典は、今回、業界に詳しい外部プロデューサとの協業
を始めたことを機に、自身の社会啓蒙の運動を広くひろめる目的で、正式に、
本公開メルマガを通じて、社会全体に情報発信していくこととなりました。
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第五号:グリンダー式 NLP とバンドラー式 NLP の違いについて

最新情報: 来る、7月 29日(月)の夜間、弊社オフィス北岡の「第二創業記念」イベント

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【オフィス北岡「第二創業記念」スペシャル セミナー】

*** 本場米国のNLPとは何だったのかを再確認する、
ここでしか聞けないスペシャルトーク有り ***
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が開催されることとなりました。詳細情報は、以下のサイトを参照してください。

http://www.taiten.co/workshops/

 

「NLP コーチング マスター」、「エグゼキュティブ ライフ コーチ」の北岡泰典は、今回、これまでの自身の社会啓蒙の運動を広くひろめる目的で、「新北岡泰典メルマガ」という公開のメディアを使って、社会全体に情報発信していくことになりました。

なお、本メルマガの各号の冒頭のロゴの直下の写真として、毎回、北岡にゆかりのあるか、もしくは北岡自身が撮影した別の写真を掲載していく予定です。

本メルマガの発行者は、オフィス北岡事務局 (www.office-kitaoka.co.jp) です。

本メルマガの受信を今後希望されない場合は、以下のページで購読解除していただけるようお願いいたします。

https://1lejend.com/stepmail/delf.php?no=aHSnDpwAk

本号は、「新北岡泰典メルマガ」第五号です。

本号では、以下のトピックがカバーされています。

1.グリンダー式 NLP とバンドラー式 NLP の違いについて

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1.グリンダー式 NLP とバンドラー式 NLP の違いについて

NLP の公式の共同創始者は、ジョン グリンダーとリチャード バンドラーの二人ですが、 国内に広まっている NLP は、ほとんどがバンドラー派です。

(ちなみに、実に興味深いことに、ほとんど知られていないことですが、歴史的には、NLP の共同創始者には、実は、三人いて、三人目の創始者は、私が翻訳した NLP 入門書『マジック オブ NLP』の共著者のフランク ピューセリックという方でした。グリンダーとピューセリック監修の『The Origins of NLP (NLP の起源)』という本には、ピューリックは、その当時の奥さんをバンドラーに寝取られ、その確執がもとで、「創始グループ」から追い出された、という記述があります。)

このことには、主に、二つの理由が挙げられます。

一つ目としては、私が個人的に十数年間師事した「NLP 四天王」(共同創始者二人に代表的共同開発者のジュディス ディロージャとロバート ディルツの二人を加えた四人) のうち、この方々が認定した資格保持者が資格認定ビジネスを行う際、資格認定料を納めさせているのは (本読者の方々には驚きだと思いますが)、実は、バンドラーのみです。

このシステムが、日本独特の「家元制度」の伝統とうまく合ったので、バンドラー式 NLP が広範に広まった、と言えます。

二つ目としては、以下の資料 (今後の私自身の企画資料の草稿版からの抜粋引用です) を参照していただきたいのですが、NLP には、二つのルーツがあり、一つは「心理療法を起源」とした NLP で、もう一つは、「文化人類学・社会科学」を起源とした NLP です。


NLP には、「二人の父」がいて、一つ目のルーツの父は、世界最高の催眠療法医と言われたミルトン H. エリクソンで、二つ目のルーツの父は、「20 世紀におけるもう一人のアインシュタイン」とも形容できる「知の巨人」グレゴリー ベイツン (「ベイトソン」は誤表記です) です。

上記の資料にあるように、エリクソンの教えはバンドラーに引き継がれていて、ベイツンの教えはグリンダーに引き継がれています。

実は、「本当の NLP」は、この両方の側面を止揚統合したものですが、残念ながら、国内を席巻しているバンドラー派の NLP には、二番目のルーツが引き継がれていないので、実質的に、「右脳の体感型 NLP」しか、国内には定着してきていません。

一方では、国内の常識に反して、二番目のルーツを代表しているベイツンにも、グリンダーにも、実は、左右脳・全脳学習の要素がある「ホーリスティック (全体的)」な教えが含まれているので、欧米では、左右脳・全脳学習型の NLP が順調に発展してきていて、いわゆる「個人的天才」 (「各業界での第一人者」の意味です) も多数輩出されてきていますが、国内では、二つ目のルーツを起源とする NLP は、ややもすると、「左脳的すぎる、難解だ」という理由から、疎んじられてきています。

私自身、2001 年から十余年国内の NLP 資格認定業界にいましたが、左右脳・全脳学習型の NLP が発展してきている欧米と比較して、国内には、右脳の世界だけ、もしくは、左脳の世界だけ、に生きている人々が多いという印象をもってきています。

このことについては、興味深い神経科学の臨床実験話があります。

近年私が研究してきている神経科学関連の学者にジョゼフ ルドゥーという方がいますが、この方によれば、極度の癲癇症の症状を解消するために「脳梁 (右脳と左脳を結んでいる神経群) 切断」の方法が取られたことがあったが、この手術を受けた患者の左目 (感情に近い右脳に情報が送られます) だけに「母親」という文字を見せたら、患者は、暖かい感じを全身に覚えたが、言語活動を司る左脳 (「母親」という文字の情報は左脳には送られていません) でなぜ暖かい感じを感じるのか、その理由は言えなかった、という実に興味深い臨床結果があったそうです。逆に、「殺人」という文字を患者の左目だけに見せたら、患者は、嫌な思いを全身感じたが、なぜ自分が嫌な思いをもっているのかは、口で説明できなかったそうです。

この臨床結果は、脳梁切断という例外的な病理学的な症状ケースの患者についてでしたが、私は、「健常者」にも、「左脳と右脳の交流がない」場合は、程度の問題はあれ、多かれ少なかれ、この「脳梁切断」後の患者と同じことが起こっているのではないか (= 自分がもつ感情が何をもとにして生まれているかがまったく認識できないでいる)、という「空恐ろしい」見立てをしています。すなわち、右脳世界「だけ」に住んでいる人は、その五感の体験を適切に言語化できずに終わっている可能性が高く、逆に、左脳世界「だけ」に住んでいる人は、その世界を右脳世界に落とし込むことができず、体感から隔離された「耳年増」で終わっている、ということになります。

「左右脳の交流」の重要性に関連して、自分に起こっていることを左脳 (意識) が分析できなければ、右脳 (無意識) が認識できないことは、たしか、最近の苫米地英人氏の本の中で、例示されています。

すなわち、同氏が西洋人と屋内で話をしていたとき、風鈴とその音があったが、西洋にはその概念がないので、風鈴を認識することができず、その人の意識からも落ちていたが、「artificial ventilator (人工換気扇)」というふうに形容してあげた後、その人は初めて風鈴を風鈴として認識し始めた、ということです。

つまり、右脳の体験を左脳で言語化してあげることができれば、それだけ五感の体験が緻密化され、そして緻密化された五感の体験の微細な差異を改めて言語化することで、「スパイラル的ホーリズム (左右脳交流)」の内的世界をもち始めることができます。そして、このことこそ、「グリンダー式 NLP」の教えの真髄になっています。

私は、欧米で 60 年代から綿々と続いてきている「カウンターカルチャー文化」(ある意味、これは極めてホーリスティックな文化です) の歴史が、国内にはなく、「失われた 50 年」のギャップが存在していることが、欧米では「ホーリスティック (左右脳交流型) NLP」が発展してきているのに、国内では「右脳の体感型 NLP」あるいは「左脳の耳年増型 NLP」のどちらかしか存在してきていない大きな理由になっている、と考えています。

以上のことに関連して、もう一つ非常に興味深い話があります。

私の知り合いに、ユングの「学術的研究者」の方がいますが、この方が所属している「学会」では、誰一人として、ユングの重要モデルの「Individuation (自己実現)」、「Transcendent Function (超越機能)」、「Enantiodromia (エナンシオドロミア)」といった用語が実際に何を指しているか理解できていないので、学会員が書く学術論文には、これらの用語は使わないように、というきつい「お達」が出ている、ということです。

(私自身のこれらの用語解説は http://www.kitaokataiten.com/glossary/ にあります。)

私は、個人的には、この事態は笑止千万とは思いますが、左脳的分析ができない「右脳体感型」と右脳的体験から完全隔離された左脳一辺倒の「耳年増」の「両極端の人々」しか作り出せていない戦後 GHQ 以来の日本の教育下では、残念ながら、当然のことかもしれません。

実は、上記のユングの用語については、私の「Meta Mind Work」を含む無意識ワークを受講すると、「左脳的理解 右脳的体験」(この埋め込み画像の相互矢印の記号は、「相互交流」を意味しています) の、脳梁を通じた左右脳の相互交流が可能になります。

また、脳梁を通じた左右脳の相互交流を促進する北岡式「左右脳・全脳学習 NLP」ワークは、左脳だけに住んでいる人々と右脳だけに住んでいる人々が、これまで眠っていた右脳もしくは左脳を活性化することを可能にして、人生をさらにもっと「ホーリスティック (全体的)」に生き始めるように支援することを目的としています。

実は、本メルマガの創刊号で、「本メルマガの刊行目的」の一つとして、「『カウンターカルチャー文化』の心理学としての権化である『本物の NLP』を伝え、国内の『失われた 50 年』のギャップを埋めることを通じて、国内で初めてスティーブ ジョブス級のイノベータを輩出する『可能性を追求』すること」を挙げさせていただいていますが、この意味での「イノベーション力の開発」のノウハウは、「北岡式 NLP」が可能にする (上述の) 「スパイラル的ホーリズム (左右脳交流)」と極めて密接な関係があります。

 

本号のメルマガの内容を興味深いと思われ、北岡ワークについてさらに情報がほしいと思われた方は、メールで以下までコンタクトしてください。

info@taiten.co

以上、よろしくお願いします。

北岡泰典

 



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「北岡泰典公式サイト」が開設されています。
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